~中学受験特化!~計算力を鍛えるロードマップ(概要編)
こんにちは。ドリる算数を開発・運営している「ドリさん」です。

2023年4月から始まった、中学受験生の計算力を鍛えることに特化した計算くらぶ。 運営・教材作成・機能開発をしながら、約1年間中学受験生の計算の解いた跡を添削してきました。
 計算くらぶコミュニティーで投稿された画像は合計約5000枚(!)。 毎日計算答案を添削してきました。

この経験を元に、「中学受験に特化した計算力を伸ばすロードマップ」を「具体的に何をするのか。」というところまで踏み込んで
  • 概要編(本記事)
  • 計算力の土台編
  • 基本姿勢編
  • 仕上げ編
の4記事に分けてお伝えしていきます。

この記事では、中学受験に特化した計算力を鍛える全体像を以下の順にお伝えします。
  • まずは、計算力の土台にしっかり取り組む
  • 計算順を理解し、計算に取り組む基本姿勢を作る
  • 計算力を仕上げる
  • まとめ

1. まずは、計算力の土台にしっかり取り組む

毎日計算練習をやっているのに、伸びない…というお子様。
計算力の土台がしっかりしているか確認しましょう。(計算力の土台一覧)
添削をしていて、「なかなか計算スピードが上がらない。ミスが多い。」と思ったら、実は計算力の土台がボロボロだった…。ということがよくありました。
そういう時は、一旦総合的な計算練習をストップし、計算力の土台を優先して取り組みましょう。
高学年の受験生にとっては、「今更これをやるの…?」と感じるかもしれませんが、騙されたと思って、取り組んでみてください。(時期や全体の学習量・志望校によって調整することもあります)

計算の添削で指摘するのは、以下3点です。
1つでも当てはまるようでしたら、計算力に大きな伸びしろがあります。
「忙しくて取り組む暇がない!」というお子様も、ここだけはチェックしてください。

  • 「0.125や0.75」を瞬時に分数に変換できていない。
中学受験では頻出です。瞬時に直せるように練習しましょう。

  • 「帯分数の足し算・引き算」で、帯分数を仮分数にしてから計算する。
帯分数のまま計算できるように練習をしましょう。

  • 「小数と分数が混ざった計算」で、必ず分数にして計算する。
「小数か分数で計算」で小数と分数の計算の使い分けを練習しましょう。



2. 計算順を理解し、計算に取り組む基本姿勢を作る

計算力の土台がしっかりしてきたら、次は計算する順番の理解度を確認した上で、基本姿勢(工夫する、計算メモを整える)を身につけましょう。

計算順を理解し、計算・逆算ができることが大前提
基本中の基本ですが、実は計算の順番がわかっていなかった…というお子様が意外に多いです。
計算順とは以下の3つのルールです。
  1. 左から順番に計算をする
  2. ()の中を優先して計算する。
  3. かけ算・わり算は、たし算・ひき算より優先して計算する。
これらがしっかり守れているか、そして逆算でそれを使えているか確認しましょう。

以下2点をチェックすることによって、理解度を確認することができます。
  • 途中式を順番にかけるかどうか。
  • 間違えた計算のやり直しを自力でできるかどうか。


工夫して計算する
計算順を正しく理解していることを確認できたら、次の段階です。 工夫して計算することを常に意識するようにしましょう。 ただ単に計算順に計算するだけなら、計算作業になってしまい、すぐに伸び悩みます。
小さな計算一つに対しても、常に工夫できるか考えてみましょう。 これが意識できるようになるまで、計算跡を都度チェックすることをおすすめします。
  • 計算の順番を工夫する。
  • 25×4や、125×8をうまく使う。
  • 分配法則を使う。
  • 999を引く時は、1000を引いてから1を足す。
などが、よくある工夫ポイントです。

計算メモを整える
計算する際のメモの書き方も大事なポイントです。
指導がない状態だと、計算過程(通分や筆算)と計算結果を同じ場所に思いつくままにメモをしているお子様がほとんどです。
ここも大きな改善ポイントです。

最初は、
計算結果メモと計算過程スペースの使い分け
ができるようになりましょう。
計算の結果は式の下に、計算過程は空いたスペースにといった具合です。
そして、次の段階として、
暗算できるところは暗算し、できるだけメモを減らす。
ことを意識しましょう。

これができるようになれば、複雑な計算もテンポよく計算できる上、見直しもしやすくなります。



3. 計算力を仕上げる

さて、計算力の土台も、計算力の基本姿勢も出来上がったら、仕上げです。
仕上げでは、小数・分数の四則混合計算・逆算や工夫の計算が混ざった問題を以下の2つのモードを切り替えながら、スピードを高めつつ、ミスを防ぐ練習をしましょう。

1.スピード重視。メモを少なく暗算できる部分を増やしながら、スピードを重視して解く。
2.満点重視。必要最低限のメモを心がけ、検算・見直しをしてミス0を目指す。

取り組む割合は、ざっくりと
  • 最初のうちはスピード重視を多め。
  • 模試や入試が近づいてきたら、満点重視を多め。
です。

このようにお伝えすると「満点重視の練習を毎日すればいいのでは?」と考える方も多いかと思います。 直近の模試やテストの点数を上げるためには、それで良いのですが、長期的な目線で考えると、スピードを高めることで、検算見直しができるようになり、正答率が上がるのです。入試までまだ時間がある時期は、スピードを高めることを重視して取り組みましょう。


まとめ

まずは、計算力の土台にしっかりと取り組みましょう。時間がない方は、弱点だけでも取り組んでください。
土台が十分にできてきたら、計算順を正しく理解し計算できることを確認し、計算の基本姿勢を身につけましょう。
  • 工夫して計算する
  • 計算メモを整える 
    • 計算結果メモと計算過程スペースの使い分け
    • 暗算できるところは暗算し、できるだけメモを減らす
そして、基本姿勢が身についたら、仕上げとして
  • 計算スピード重視し、メモを少なくする練習
  • 満点重視で、計算や見直しをして、ミスを0にする練習
の割合を時期に応じて調整しながら、日々の計算練習に取り組みましょう。

以上、中学受験に特化した計算力を鍛えるロードマップの概要でした。
も作成していきます!お楽しみに!


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「計算くらぶ」では、現在のお子様の取り組みに対して、計算力をどこから鍛えて行けば良いか、を具体的に継続的にコメント・アドバイスをしております。 概要だけでは、どこから入っていけばいいかわからない、伸びしろを手っ取り早く見つけて欲しい、という方はぜひご入会ください!!



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